Jr.担になった感想文



2018年の夏、私はTravis Japanという「ジャニーズJr.」を好きになってしまった。



なってしまった、というのは私自身が元々7、8年来のジャニオタで、そのジャニーズのオタクの終着点が《Jr.を好きになること》だと思っていたからだ。



半年前の私にとってJr.担とは?

オタクとして酸いも甘いも味わってきたような、自担が「格好いい」「可愛い」と応援しているところからさらにワンステージ上がった、もはや「育てたい」この境地に行き着いた人たちのことだった。それくらいJr.という存在は若くて、言葉を選ばずに言えば、まだまだ未熟なのだと思っていた。


全て、過去形。
すべては先入観による思い込み。

今デビューしているグループだってデビュー発表の前日までJr.だったという当たり前のことを忘れていた。
でも、それくらいに私が今見ているJr.は明日にでもデビューしそうな人たちばかりだ。


この情報社会なので過去のことは調べればどんどん出てくるし、だから“知ることができない”というのは職務怠慢(?)なんじゃないかと思う。けれど一緒に過ごしてきた訳ではないので、その場・その時に応援していた人の気持ちを“分かることはできない”。経験して初めて実感する生き物が人間だと思っているから。


デビューしたら、今まで触れなかった人の目にも止まって、そこでまたファンになる人もいるだろう。私は今までそうだった。けれど、Jr.担は常に過去と向き合って今を生きていると思う。



Jr.担になってのetc


思いつくものからいうと、

・コンサートのバックを見るようになった
これ、本当に新鮮で… Jr.って、私にとってはそれまでその他大勢で、どれだけ見ていなかったか再確認した。と同時に意識することの恐ろしさを身をもって思い知った。

意識して見返した嵐のジャポ。うみちゃんめっちゃ映ってるし、グループ名もちゃんと呼んでもらってるじゃん…… でもこの「めっちゃ映ってる」と思えるまでの期間がなかなか大変だった。二つ目、


・動体視力が鍛えられた
この能力(もう能力って呼んじゃう)を身につけないと、大好きな子ひとり見つけることができない。

DVD画質は罪。今すぐプレゾンはデジタルリマスター版を出してください。偉そうにすみません何卒宜しくお願い致します。うちの子、この時は何髪ですか。黒?もう分からない。否、愛が足りない。愛と動体視力さえあれば分かるし、見つけられる。


・写真を買いたい
単純にお顔が好きなので自分が手元に置いて眺めたいという理由が大半なんですけど、プラスお金を落としたいという生まれてはじめての感情。すみません嘘つきました村上くんにも「おひねりしたい」って言ってた。 これまた偉そうに上から言いやがって…って感じやけど、お金を使うことが「楽しい」と思うのはなんだかんだ初めてに近かった。これニュアンスむずかしいんだけど。


・会いに行かなくちゃ会えない
Jr.担は現場に行ってなんぼや!っていうのを実感する日々だった。TVで自担を見れることに贅沢だけど慣れてしまった身体には、それが最初寂しかった。でも週に一回YouTubeで見れるし、少クラも出番があって、がんばってくれていて… 好き… しかしそれを上回る生で見たい、今を知りたいという気持ち。Jr.って毎日かっこよくなってない??
だから一分一秒足りとも目を離したくない… 隙を見つけては這ってでも会いに行きたい。誰かの何かじゃ我慢できない。わたしは今のあなたが見たい。



・明日はない覚悟して
今日を生きよう、というのはトラジャの持ち歌でもある「夢のHollywood」の一節ですが。この一文に詰まっていると思っている。


やっぱり夢であり、仕事であり… アイドルはそのどちらかだけじゃないんですよね多分。アイドルじゃないから想像でしかないけれど。夢だから、仕事だから、ずーーーっと駆け抜けられるものでもないと思う。それはアイドルでなくても、そうだと思うから。そう思う。


それがJr.は顕著だ。なんてったって、Jr.だから。デビューしていないから。どれだけ大きく、強く、麗しくなっても。デビューって、あまりにも凄い。それをJr.担になって約半年。ひしひしと感じる。


不安定で、未確定で、たくさんの(仮)がついていて。
未来しかない年頃の男の子たちが想いを馳せる世界は一分一秒で変わってゆくし、どこに向いてしまっても誰も咎めることなんて出来ない。どこかを向いてしまう前に、ここから見える場所にいるうちに、ステージに上がってほしい。輝いてほしい。お願いだから、そこにいてほしい。いちオタクは我儘にもそう願う。



いつ、何がどんな風に変わってしまうか分からない。
それは怖いことでもあるし、それこそJr.担の醍醐味なのかもしれない。今を生きてる〜〜って、感じ… これをこの先も毎日続けるのかと思うと自信が無いけど、やめられる自信も今のところない。



たぶん、私はこれから知らなかったことを知るたびに分からないことを分かりたいと思うだろうけれど、きっと分からないから、今をできるだけ見つめていたいと思う。分からないことがくやしいから、一つも零さないように大好きな子の今を見ておきたい。でも、今は過去の続きだから、今のうみちゃんが大好きだから、分からない過去も大切に知っていきたいし、未来で私も今を大事な過去にしていきたい。そして未来が最高の今になればいいな。






あ〜〜〜 二度とない今日を生きよう、君も僕も!